
柿の葉ニュース No.10
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シワの最大の原因は化粧品だ。
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女性最大の悩み しわ
シミはメイクでかくせてもシワはかくせない。あらゆる美容疾患のうちで女性が一番おそれるのはシミではなく、シワだろう。
シミとシワの関係は、鉄のサビに例えるとわかりやすい。鉄の表面にできたサビは取りやすいが、奥にできたサピは取れない。皮膚でいえば表面のサビがシミ、奥のサビがシワだ。シミは取れてもシワはむずかしい。
かくては化粧品業界のシワ対策もいい加減にならざるをえない。「からすの足跡を治す」オイルとかクリームとか。オイルや水をすりこめば皮膚がふくらんで一時的に小ジワはへるが、もちろんシワが治ったのではない。いかにもシワに効果のあるような薬用化粧品もある。美容液という妙な化粧品もある。みんな「からすの足跡を治す」オイルやクリームとおなじだ。
あるいはシワの一因である紫外線をとりあげてシワの防止にUVカット化粧品を売るが、本紙がすでに報告したようにUVカット化粧品そのものが皮膚を傷める危険性がある。UVカット化粧品そのものがシワの原因になりうる商品なのである。
本文でふれるように、シワを直接なおす化粧品はありえない。シワの本体は表皮よりずっと奥に存在するので、化粧品の及ぶところではないのである。ようするに、「これならシワが治せます」という暗示をこめて宣伝する化粧品や薬効化粧品などは端から否定する、それぐらいの知識は必要なのだ。だからといって、シワの治る可能性はまったくないのかというとそうでもない。化粧品の刺激(皮膚の新陳代謝の復活)と保護(包帯としての化粧品)作用を利用して組織が再生するのを期待することは可能である。ややこしいが、もともとシワはシミより解決がむずかしいのだからしかたがないのである。
老化によるシワの進行をできるだけおそくする基本は快食、快眠、快便と角質層の補強と紫外線の防止である。
現実には、化粧品メーカーも新聞も女性誌もふれたがらないのだが、シワの最大の原因は化粧品だ。特にメイクと洗顔用化粧品は現代女性が歳のわりに早くシワになる最大の原因になっている。
メイクをして美しい顔になりたい気持ちはわかるが、メイク用化粧品やメイク法が理にかなったものであるかどうか、という判断力が昔以上に要求されているのだ。塀や家屋の外壁にヌメヌメとした光沢のある、なめらかな塗装を見たことはないか。合成樹脂に色材をまぜた塗装だ。
この塗装を転用したメイク化粧品が流行している。異様になめらかで美しいメイクに仕上がって水にも落ちない。流行させるメーカーもメーカーなら、それに喜ぶ女性も女性だ。すみやかな反省を期待したい。
柿の葉ニュース No.10 記事内容一部抜粋
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